Just this morning, Pimco co-founder Bill Gross told CNBC that the decision on Greece is a “disappointment” to buyers of credit default swaps. Even so, Pimco—which is on the ISDA’s voting committee—joined the other members in deciding there was no default.
ニュースについて
今回のギリシャ危機では自分で色々と記事を読んで自分なりに読み解いた内容で相場の戦略を考えてみた。それを繰り返していただけでも、「あぁ、なんて場当たり的なポジションを立ててたんだろう・・・」と考えることが多かった。結果的に今回の相場には大きく負けてしまったのだけれど、だからこそ分ったことも多かったかもしれない。
戦略
戦略とは捨てることだといいます。一つの物事において結果を出すために「どの方法が一番シンプルでベストなのか」ということを、選び出すことが戦略かなと思っています。そういう意味では、今回の戦略は、
- ユーロ対円で、ユーロが円に対して相対的に弱くなるので、ユーロ円の売りポジションを立てる
ということだったのかなと、思います。今さら書いてて「そっか、私の戦略はこういう風に言葉になるのだ」と改めて思った辺り、マダマダってことだなぁ・・・と痛感しました。今。
ユーロ円のペアをただ売るという相場では、今回は結果的にダメだったのです。そもそも今回のギリシャ救済措置に関わる諸々の話し合いは「ギリシャを破綻させず、ユーロからも離脱させないだろう。ユーロはそれを望んでいないだろう」というシナリオの元、進められてきたのです。ニュースを読んでいると、
- ギリシャは危ない
- だけどEU離脱やデフォルトをしないように、各国は動いている。
- そもそも、現時点でEU全体が致命的に危ういわけではない。
- だから、ECBの発表後に円に対して100円を切ったユーロは、安全資産の円から離れてユーロを買い戻す動きがあってもいい
と見ても良かった。ギリシャ危機の報道でギリシャ破綻を示唆する部分は心配事であって、メインストリームではなかった。今思い返してみれば・・・。
失敗
私の今回の失敗は、
- ギリシャ危機は、簡単に終わらない(ドイツはギリシャを見捨てるかもしれない)と思った。
- ECBやIMF、EUは基本的に今回の件でギリシャを見捨てるという判断ができるほどの話は集められていなかった。
- ポルトガルやスペインなどまだ危ない国があるんだから、今回の危機はまだ続くと思った。
などなど・・・挙げたらキリが無い。実際、ユーロ圏が安全かどうかというのは、全く分らないし正直ドイツにオンブにダッコのEU諸国で今後結束を維持してゆけるかは疑問もある。
けれど、相場全体の動きは、ユーロは12月のECBの発表後に価値の毀損を恐れて相対的に安全な円・ドルにそれぞれ逃げており、今回のギリシャ危機が前向きに処理されることは、円・ドルを売ってユーロに戻る(もしかすると、ドイツの景気に関する指標も悪くなかったので、ユーロの需要が実需で高まるのかなという読みもあったか)という動きが来る・・・という動きだった。
私のシナリオは時間軸が相場とあっていないし、タイミングも全くメチャクチャだったなぁ・・・。
今回はココにもかけないことを色々と学んだ気がします。
ニュース
・・・というような、「今だから分るようなこと」というのは、その都度、敏感でいて丁寧に考えていれば分っていながら、私は判断を誤った。一つは、視点が固まってしまっていたということ。戦略は一番効率の良い勝てる方法を選ぶというのは実行するときでしょうけれど、その戦略を決定するための材料を集めきれていなかったということかなぁ・・・と思います。
ニュース一つ見ても、ユーロ円の売りというスタンスに凝り固まっていたので、その判断の裏づけになりそうな表現ばかりが目に付いたという感じです。実際ニュースで伝えている内容としては、ギリシャの破綻はマダマダ解決したわけではないしEUカラの離脱だって、3月20日の国債償還などを考えると分らない・・・ということなんだろうけど、相場はそのニュースのシナリオのとおりに動くわけではない。
相場が持っているビューは時間軸と現時点の状況が大きく関わる。要するに「あるべき論」は通用市内のだなと思った。
ニュースは全般的に、網羅的に目を通したほうがいい。恐らく、ユーロ円を売るという判断をどういうプロセスで決断したのか、説得力に欠ける。それができないと、やっぱり失敗しても学びにならず、経験値が上がらないよなあ・・・としみじみ思いました。
相場雑感・ユーロ円
全く予想に反して、ユーロ円は106.50までユーロが上がりました。今回は惨敗・・・。この痛手は結構きつかったです。この1週間ぐらいは相場も見る時間がなかったりだったので、あれよあれよ・・・という間に相場に引きづられて、損失を確定する羽目になりました。
よくよく見てみれば、このギリシャの一件(というか、まだイベントは残っているわけですが。)について期待が大きくこの相場を上げていたように思えます。それで、そういう流れで見てみると、直近の日足で一番高かったのは、実は110円まで行っているわけですね。
ユーロ円(日足・1年)

う~ん、読みが甘かったと反省。
ただ、一応、ユーロ円は売りという立場でいたいと思います。
「EUの財務は言うほど弱くない。ギリシャ後にユーロ高になるシナリオも考えておいたほうが良い」と、1ヶ月くらい前に読みましたが、今それを痛感しています。戦略はいくらでも持っていて良くて問題はその戦略を、いつ、どのように使うかという本人の読みが重要なんだろうなと思いました。何か一つに凝り固まってしまってはいけないですね。視点が固定することで、長期的に間違っていなくても、タイミングをはずし、自分の見方を疑わざるを得なくなり、戦略の一貫性が無くなることもあります。一貫性がないと、継続して利益を出すことが難しくなり場当たり的になってくる。
今回の相場は色々なことを学ぶきっかけになりました。
ECBによる資金供給によって、昨年末からイタリア国債スペイン国債のスプレッドが縮小しており、欧州の債務不安が改善方向に向かっていることが分かります。
ただ、それでも、現在のスプレッドは、1年前のスプレッドよりも遥かに高いことから、まだ、解決には程遠いと言えます。
ほんと、どっちなんだろう・・・
Source: Yahoo! Japan
相場雑感・ギリシャ関連ニュース
何となく、市場関係のニュースではEUが持ち直すんじゃないか、という記事がでてたり、ギリシャ危機に対してポジティブな期待が目立つのですが、イマイチ、反応できません。
それでも、ユーロ円は103円を回復してみたり、それでも天井が103円付近だったりで、日々のギリシャの対応に右往左往している感じがしました。
ユーロ円チャート(日足)

現時点(2012/2/16 0:10)で102円中盤まで落ちました。原因は、以下かしら。
2月15日(ブルームバーグ):ユーロ圏は第2次ギリシャ救済プログラムを同国の選挙後まで遅らせる可能性があるとロイター通信が15日報じた。欧州連合(EU)の複数の関係者を引用した。ロイターによると、選挙は4月に予定されている。
ReutersのUKで以下のような記事を見ました。ギリシャの国民(特に、今回の救済策に全く感謝することなく、放火を繰り返しているような人達)はユーロ脱退でも良いという感じも。「だとしてもユーロは安定に向かっている」とか、いえるのかな。「ギリシャのデフォルトは市場は既に織り込んでいる」とかいう言葉も聴かれますが、素人目には、そんな風に見えない。
“If Nea Demokratia (New Democracy) wins the next election in Greece, we will remain committed to the Program’s objectives, targets and key policies as described in the MoU/MEFP,” Samaras wrote, referring to the Memorandum of Understanding on the deal and the Memorandum of Economic and Financial Policies.
But he added that “policy modifications might be required to guarantee the full programme’s implementation”.
Earlier, Finance Minister Evangelos Venizelos said Greece would clarify all outstanding issues by the time the euro zone ministerial call takes place.
Finance ministers cancelled face-to-face talks on Wednesday, saying they had yet to receive written pledges from all Greek party leaders to stick to punishing spending cuts, or clarification of all the savings .
“There are only a few remaining issues, which will be fully clarified by the time of the Eurogroup conference call,” Venizelos told reporters in Athens. “There are now powers in Europe who are obviously playing with fire because they believe … that not all requirements will be met, and who may even want Greece out of the euro zone,” he said.
引用中に原文がアップデートされているので、上記記述は既に見れないかもです。ただ、ギリシャは今回の救済策を受けるための削減法案で、一部ではGDPで25%~30%の縮小を引き起こし、「歴史的に稀に見る」強烈な経済縮小を引き起こすだろうといってる人も。で、そうなると「ユーロなんて辞めちまえ」って思う人も多く出てくるわな。
コレが引き金にならなきゃいいけど
こうしてニュースを見ていると、ギリシャ危機の意味も自分なりに色々見えてきます。経済規模でみればギリシャの債務は恐らく何とかなっちゃうかもしれません。でも、こういう事例を作ってしまうことが、一番のリスクなのじゃないだろうか。そして、同じように開き直る国が居ないとも限らないわけで、「おーれも!」って言い出したら、ドイツがいつまでも面倒見れるの?っていう、そういう話が恐いのかも。
If they don’t do this, they exclude themselves from the euro zone and the impact on the other countries now would be less important than maybe a year ago,” Luxembourg Finance Minister Luc Frieden said at the Atlantic Council in Washington this week.
「要するに実施がなければ資金供与もないということだ」
相場雑感・ギリシャの合意について
ギリシャ国内の合意が取れたというニュースで、今朝方でしょうか、ユーロドル、ユーロ円ともにユーロ高になりました。
EUR/JPY 日足

EUR/USD 日足

スゴク似てますね。別に驚くことでもないですが、ともかくギリシャ問題が解決に向かっているニュースがでているので、ユーロが上がってます。
一応、今回の合意に関するニュースがいくつか目に付いたので、引用も含めて以下に列挙しておきます。
- Greek Political Leaders Agree On Bailout Reforms(Published: Thursday, 9 Feb 2012 | 11:17 AM ET) CNBC
Finance Minister Evangelos Venizelos set off for Brussels without a complete deal after all-night talks with leaders of the three Greek coalition parties and chief EU and IMF inspectors left one sensitive issue—pension cuts—unresolved.
But following further negotiation on Thursday, two government sources said an overall agreement had been reached.
“A few minutes ago, I got a call from the Prime Minister of Greece saying that an agreement had been reached and has been endorsed by the major parties,” European Central Bank President Mario Draghi told a news conference in Frankfurt in the first official confirmation.
ギリシャ首相府は9日、電子メールで声明を発表。「ギリシャ政府とトロイカの協議は今朝、成功裏に完了した」とした上で、「政治指導者らは、それらの交渉の結果に同意した。従って、ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)の会議に先立ち、新プログラムに関して全体的な合意が成立した」と説明した。
(中略)
一方、ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)は、第2次ギリシャ救済について9日に最終決定には至らないだろうと発言。「確定的な最終決定に至るとは考えていない。提出される案のいくつかの要素について話し合わなければならない」と述べた。決定に至らなくても「破滅ではない」と付け加えた。
(中略)
ギリシャ暫定政権を率いるパパデモス首相とトロイカの協議は、3億ユーロの年金削減をめぐり難航していた。
また、民間債権団は9日にパリで会合し、交換後の新発30年債の表面利率の平均を最低で3.6%とする案を協議した。同案の目標はギリシャの債務を2020年までに国内総生産(GDP)の120%へと、11年の160%から圧縮することだ。
(中略)
トロイカは最低賃金引き下げや年金カット、人員削減などの策でギリシャの政治指導者が合意することを迫っていた。トロイカはそれらの措置が競争力向上につながると論じる一方、ギリシャ側には措置がリセッション(景気後退)を深めるとの懸念の声もあった。ギリシャの民間部門最大労働組合、ギリシャ労働総同盟(GSEE)は緊縮に抗議し10日から48時間のゼネストを計画。公的部門のギリシャ公務員連合(ADEDY)も参加するとしている。
というわけで、ギリシャは解決に向かっているように報道されています。もちろん、いいことだと思います。 ユーロ円については、ずーっと売りポジションできていまして、この数日少々揺らいでいますが、もう少し様子を見ようと思います。もしも間違った・・・と改めなくてはいけなくても、すばやく行動できる機動力と反省がなくてはいけないなぁ・・・と、しみじみ覚悟しつつ相場を見つめようと思います。
パパデモス首相、民間債権者と債務交換で合意に達した-ギリシャ紙 - Bloomberg
ギリシャの債務を減らすため民間債権者に自発的な参加を求める債務交換の提案は、遅くとも2月15日までに行なわれるという。
同紙によると、ギリシャと民間債権団の会議では、自発的に参加しない債権者に強制的に交換に応じさせる集団行動条項についても協議された。
政府と債権者は総額2060億ユーロに相当する額面で50%の債務減免で合意。債券保有者は額面の15%相当の現金を受け取り35%については新発債に交換する。新発債の表面利率は平均で3.6-3.75%になるという。
見落としてました。でも、余り動きは無いようですね。そして、ニュースソースが定かでない。随分ギリシャ寄りの話ですね。
相場雑感・ギリシャ関連ニュース
ユーロ円が102円に突入しました。当初、102円強ぐらいまでは予想していたので、方針に変更はありません。103円ぐらいまで余裕を見てもいいと思っています。
いくつか、ギリシャ関連のニュースで気になったところ。
Greek protesters burned German flags as thousands marched through the streets of Athens on Tuesday, according to CNBC staff on the ground. This could be seen as straightforward biting the hand that feeds.
(中略)
The Greek protesters may seem like those recalcitrant children bridling at the thought of having their pocket money reduced.
(中略)
“German exporters are having a huge advantage because of their association with Greece. It’s created more growth and therefore maybe they should be putting their hands in their pockets,” Jane Foley, Senior Currency Strategist, Rabobank, told CNBC Wednesday.
“Almost all of the German economic data this year has been better than expected, meaning that Germany could avoid recession.”
ギリシャの立場に立ってみれば・・・なのかもしれませんが、外から見たらちょっと理解に苦しむところです。正直、この状況でギリシャ救済策を提案するトロイカが納得できるような緊縮策などをギリシャが今の時点でだせるか、疑問です。
で、こんな記事もありました。
第1に、ギリシャの各政党が緊縮策の実行を約束しなくてはならない。だが、4月に総選挙を控えているため、政権を狙っている各政党にとって、合意の受け入れは容易なことではない。
(中略)
アナリストや当局者は、これらのうち最初のプロセスのリスクが最も大きいとみている。ギリシャの各政党は今のところ、最後の決断を下す構えをほとんど見せていない。
ギリシャの国会が、今回の救済策へ一枚岩になっておらず、その原因が選挙らしいあたり、そして、ギリシャ国民はドイツ国旗を燃やしているという感じ。
もしも、ギリシャが今回、署名をしたとしても、この問題が今後もすんなり解決に向かうとは到底思えないのです。
ユーロ円の日足チャートです。
このチャートを見る限り、この一週間はユーロ買い、1ヶ月でも買いが優勢です。この3ヶ月の移動平均を超えるネタがあるか、というと、疑問です。1週間組み、1ヶ月組みも、このギリシャの件がきわまってきたところで、利確をしてもいい気がします。売りサイドは、恐らくまだこれからと思ってるのではないかしら。私もその一人です。

