ニュースについて
今回のギリシャ危機では自分で色々と記事を読んで自分なりに読み解いた内容で相場の戦略を考えてみた。それを繰り返していただけでも、「あぁ、なんて場当たり的なポジションを立ててたんだろう・・・」と考えることが多かった。結果的に今回の相場には大きく負けてしまったのだけれど、だからこそ分ったことも多かったかもしれない。
戦略
戦略とは捨てることだといいます。一つの物事において結果を出すために「どの方法が一番シンプルでベストなのか」ということを、選び出すことが戦略かなと思っています。そういう意味では、今回の戦略は、
- ユーロ対円で、ユーロが円に対して相対的に弱くなるので、ユーロ円の売りポジションを立てる
ということだったのかなと、思います。今さら書いてて「そっか、私の戦略はこういう風に言葉になるのだ」と改めて思った辺り、マダマダってことだなぁ・・・と痛感しました。今。
ユーロ円のペアをただ売るという相場では、今回は結果的にダメだったのです。そもそも今回のギリシャ救済措置に関わる諸々の話し合いは「ギリシャを破綻させず、ユーロからも離脱させないだろう。ユーロはそれを望んでいないだろう」というシナリオの元、進められてきたのです。ニュースを読んでいると、
- ギリシャは危ない
- だけどEU離脱やデフォルトをしないように、各国は動いている。
- そもそも、現時点でEU全体が致命的に危ういわけではない。
- だから、ECBの発表後に円に対して100円を切ったユーロは、安全資産の円から離れてユーロを買い戻す動きがあってもいい
と見ても良かった。ギリシャ危機の報道でギリシャ破綻を示唆する部分は心配事であって、メインストリームではなかった。今思い返してみれば・・・。
失敗
私の今回の失敗は、
- ギリシャ危機は、簡単に終わらない(ドイツはギリシャを見捨てるかもしれない)と思った。
- ECBやIMF、EUは基本的に今回の件でギリシャを見捨てるという判断ができるほどの話は集められていなかった。
- ポルトガルやスペインなどまだ危ない国があるんだから、今回の危機はまだ続くと思った。
などなど・・・挙げたらキリが無い。実際、ユーロ圏が安全かどうかというのは、全く分らないし正直ドイツにオンブにダッコのEU諸国で今後結束を維持してゆけるかは疑問もある。
けれど、相場全体の動きは、ユーロは12月のECBの発表後に価値の毀損を恐れて相対的に安全な円・ドルにそれぞれ逃げており、今回のギリシャ危機が前向きに処理されることは、円・ドルを売ってユーロに戻る(もしかすると、ドイツの景気に関する指標も悪くなかったので、ユーロの需要が実需で高まるのかなという読みもあったか)という動きが来る・・・という動きだった。
私のシナリオは時間軸が相場とあっていないし、タイミングも全くメチャクチャだったなぁ・・・。
今回はココにもかけないことを色々と学んだ気がします。
ニュース
・・・というような、「今だから分るようなこと」というのは、その都度、敏感でいて丁寧に考えていれば分っていながら、私は判断を誤った。一つは、視点が固まってしまっていたということ。戦略は一番効率の良い勝てる方法を選ぶというのは実行するときでしょうけれど、その戦略を決定するための材料を集めきれていなかったということかなぁ・・・と思います。
ニュース一つ見ても、ユーロ円の売りというスタンスに凝り固まっていたので、その判断の裏づけになりそうな表現ばかりが目に付いたという感じです。実際ニュースで伝えている内容としては、ギリシャの破綻はマダマダ解決したわけではないしEUカラの離脱だって、3月20日の国債償還などを考えると分らない・・・ということなんだろうけど、相場はそのニュースのシナリオのとおりに動くわけではない。
相場が持っているビューは時間軸と現時点の状況が大きく関わる。要するに「あるべき論」は通用市内のだなと思った。
ニュースは全般的に、網羅的に目を通したほうがいい。恐らく、ユーロ円を売るという判断をどういうプロセスで決断したのか、説得力に欠ける。それができないと、やっぱり失敗しても学びにならず、経験値が上がらないよなあ・・・としみじみ思いました。
